ジンとは?お酒のジンの特徴、種類、銘柄、歴史を分かりやすくご紹介

ジンとは?お酒のジンの特徴、種類、銘柄、歴史を分かりやすくご紹介

マティーニやジントニックといった有名なカクテルに欠かせないジン。
ジンとは一言で言ってしまえば、ボタニカル(草木根皮)で香り付けされた蒸留酒(スピリッツ)のことで、アルコール度数は約40~50度のお酒です。
現在はウォッカ、ラム、テキーラと並び「世界4大スピリッツ」の一つに数えられています。

 

ジンとは

ジンには産地と製造工程の違いによってジュネバ、ロンドンドライジン、フレーバードジンなど様々な呼び名があります。
しかし「ジュニパーベリー(杜松の実)の香りが中心」「アルコール度数37.5度以上」というのはどのジンでも共通しています。
ボタニカルを組み合わせる「レシピ」によって銘柄の特徴が出ますが、このジュニパーベリーは必ず使わないとジンを名乗ることはできません。

 

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ジンの製法

ジンはトウモロコシなどの穀物を原料に作られた蒸留酒に、香りが強いボタニカルを加え、さらにもう一度蒸留することで作られます。
このようにジンは最低2回は蒸留されます。
ボタニカルには必ずジュニパーベリーを含めないとジンを名乗れません。
さらにコリアンダーシードやアンジェリカといったボタニカルを複数種類混ぜ合わせ、味に特徴を出します。
銘柄によりますが、ボタニカルは5種類~10種類使われることが多いです。

 

ジンの種類

ジンの主な産地はイギリス・オランダですが、産地や製法によって様々な種類のジンがあり、それぞれ特徴があります。

ジュネヴァ・ジン

ジュニパーベリーの香りが強いオランダの伝統的なジンです。
大麦などを使用し、単式蒸留機による昔と変わらない製法で作られています。
単式蒸留にすると素材の香りが残りやすく、カクテルというより主にストレートやロックで飲まれます。

 

ロンドン・ドライ・ジン

連続式蒸留でスピリッツを作り、その後香り付けを行います。
連続蒸留にすることでドライですっきりとした味わいが出せるため、主にカクテルのベースとして使用されます。
ジンの主流で、単にジンと呼んだ場合、現在はこのロンドンドライジンを指します。
ちなみに条件を満たしていれば、ロンドン産でなくとも名乗ることができます。

 

オールド・トム・ジン

ドライジンに1%程度の糖分を加えたジンです。
猫型の自動販売機で売られていたため、雄猫の愛称「トム・キャット」が名前の由来です。

 

プリマス・ジン

イギリス南西部のプリマス軍港で作られる、香りが強いジンです。
まろやかな甘みがあり、カクテルでいえば「ギムレット」のベースとなります。

 

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フレーバード・ジン

フルーツなどで香りをつけたジンです。
オレンジジン、ジンジャージンなど、フレーバーの元となった素材を名前をくっつけます。
飲みやすく、女性にも人気のジンです。

 

シュタインヘーガー

生のジュニパーベリーを使って作られる、ドイツ産のジンです。
ジュニパーベリーで蒸留酒を作り、穀物で蒸留酒を作り、それぞれをブレンドし、さらに蒸留することで完成します。

 

クラフトジン

最近流行になっているのがクラフトジンです。
個人でやってるような生産量ですが、個性豊かなジンが数多く存在し、美味しいクラフトジンを探すのがブームとなっています。
世界中で生産され、日本でもクラフトジンが作られています。

 

ジンの有名な銘柄

酒屋やバーで良く見掛ける有名な銘柄と特徴をご紹介します。
ジンの銘柄は多いですが、これだけ抑えておけば十分でしょう。

ボルスジュネヴァ

オランダの伝統的なジンです。
芳醇な穀物の香りと、強いジュニパーベリーの香りが特徴です。

 

タンカレー ロンドンドライジン

グリーンのボトルが目立つジンです。
ボトルのデザインは、18世紀の消火栓を元にしているといわれています。
すっきりとした味わいで、タンカレーはジン愛好者の中で人気のある銘柄です。
少し値は上がりますが、タンカレー「NO.10」(ナンバーテン)は香りが良く、そのままストレートやロックでも美味しくいただけます。

 

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ビーフィータージン

「ジンといえばこの銘柄」といわれる一つがビーフィーター。
クリアな味でカクテルとの相性がとても良いため、おそらくどのバーでも置いてあるのではないでしょうか。
1820年の誕生以来、変わらない製法で作られています。
ボトルに描かれたおじさまはロンドン塔の近衛兵で、肉を持ち帰るのを許されており「ビーフイーター」と呼ばれており、名前の由来になっています。

 

ゴードン ロンドンドライジン

世界で初めてジントニックを生んだブランドがゴードンです。
というわけで、世界で一番飲まれてます。
140カ国で愛飲されています。

 

ボンベイサファイア

プレミアム・ジン(とはいっても価格は2,000円程度)として有名なのがボンベイ・サファイアです。
透明感のあるブルーのボトルが目を引く、ボタニカルの香りがとても華やかな銘柄です。
見た目だけでなく、世界中から厳選した10種類のボタニカル(草根木皮)を厳選してブレンドし、深みのある香りを実現しています。
味わいも深い人気のプレミアムジンです。

 

 

ジンの歴史

ジンの香りのもとになっているのが、ジュニパーベリー。
ジュニパーベリーには利尿効果があり、一番初めのジンはオランダで特効薬として開発されました。
開発したのは、フランシスクス・シルビウス教授。
この頃のジンは「ジュネヴァ」と呼ばれていました。
薬酒として薬局で売られていたものが、ジンのその価格の安さと美味しさから、飲むためのお酒として人気を博していきます。

 

ジュネヴァはその後、「ジン」の名前でイギリスでも人気になっていきました。
18世紀前半にはイギリス全土に広がり、19世紀には連続式蒸留製法により作られた「ロンドン・ドライ・ジン」が登場します。
ロンドン・ドライ・ジンは、ドライですっきりとした味わいが特徴です。

 

1920年頃には禁酒時代のアメリカにもこのロンドン・ドライ・ジンが密輸され、隠れて飲まれていました。
ジュースに見せかけるため、ジンを使った様々なカクテルが生み出されていきました。
こうして透明でドライなジンは、カクテルのベースとして世界中に普及していきました。

 

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