ジンの有名な銘柄一覧と系統および特徴

ジンの有名な銘柄一覧と系統および特徴

ジンというお酒は17世紀にオランダで薬として製造されました。
確かに薬みたいな味がするから苦手と言う人もいますよね。
そんなジンの有名な銘柄について紹介していきます。

 

初心者向けの選び方

ジンには数多くの種類があり、何から飲んだら良いかわかりにくいものです。おすすめ一覧などを見ても、嗜好品であるため書き手の好みが強く出ます。銘柄の数も非常に多く、選びにくいお酒のひとつと言っていいでしょう。選ぶポイントはアルコール度数と種類です。一般的に強いお酒と思われがちですが、47.5%や50%という高い度数のものもあれば、40%以下のものもあります。初めてという人は40%以上のものは辛く感じるかもしれません。低めの度数から選んでみましょう。種類は大きく、ドライジン、ジュネヴァ、シュタインヘーガー、オールドの4種類があります。初心者向けはドライとオールドです。ドライは雑味が少なく、すっきりとした味わいです。ストレートでも割っても美味しく飲めます。癖が強くないので初心者向けと言えます。香りが気になる人は、冷凍庫で冷やしてみましょう。他のお酒に比べて辛口が多いのが特徴ですが、オールドは砂糖が加えられているものですので、甘口です。こちらも初心者向けと言えるでしょう。

 

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ドライ系

最も主流と言っていい種類がドライ系です。すっきりとした味わいで、人気があります。そのため多くの銘柄があり、選びにくいのは難点です。有名なものとしては、タンカレーがあります。蒸留を4回繰り返して洗練した味わいを実現しています。香りが豊かで、味わい深く、「ジンのロールス・ロイス」という別名があるほどです。アルコール度数は47.5%で比較的高めです。バーなどで提供されることも多い定番商品です。テレビドラマなどで良く登場するものがビーフィーターです。ボトルのデザインが印象的です。1820年創業から変わらない秘伝の製法によって作られています。ロンドンの蒸留所で作られ続けている世界にファンのいる製品です。切れ味が鋭く、爽やかな柑橘系の味わいです。アルコール度数が40%程度なので飲みやすいです。価格も安めで、初めての人でも手を出しやすいでしょう。ロンドンヒルも有名です。12種類以上のハーブやスパイスを使用しています。これも秘伝の手法で長年製造されているものです。透明感がありながら複雑な風味があり、かすかな甘さがあります。ストレートで飲むのに適しています。

 

ジュネヴァ系

麦芽を多めに使用して糖化発酵させて作られるのがジュネヴァです。蒸留が1回であるため、風味が濃厚な特徴があります。冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで少しずつ飲むのに適しています。最も有名なのはボルスです。単式蒸留法という伝統の製法を今も続けており、オーク材で2年以上も熟成させる製品です。芳香が良く、複雑な味わいがあります。アルコール度数は42%ですが、熟成された味わいで、ファンの多い銘柄です。ノールズも有名です。昔ながらの製法を頑固に守っている品種です。ハーブやスパイスを豊富に使い、20年以上の熟成を経て出荷されます。ヴィンテージのスコッチにも似た味わいです。限定生産で価格も高めですが、ぜひ1回は試してみたい製品です。

 

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シュタインヘーガー系

あっさりとして飲みやすいのがシュタインヘーガー系です。銘柄はあまり多くありませんが、これしか飲まないというこだわりのファンのいる種類です。ドイツのシュタインヘーガーで生産される特産品です。ストレートやロックで飲まれることが多いですが、カクテルの材料にも向いています。コクがあって深い味わいがあります。最も有名なのはシュリヒテです。大麦が原料で、イタリアのトスカーナで生産されるジュニパーベリーを使っています。マイルドな味わいが特徴で、アルコール度数も38%で飲みやすいです。価格も手頃です。ドイツの料理というと、ソーセージやハムを思い出す人も多くいますが、そういった食材との相性の良さで知られるのがシンケンヘーガーです。1860年から受け継がれた伝統の技術と、先端的な技術で高い品質を守っています。肉料理に合います。

 

オールド系

ドライ系が生産される以前、蒸留で発生する雑味を除くために砂糖が使われていました。この製法は今でも受け継がれており、ドライ系との混同しないようオールド系と呼ばれています。カクテルで有名なトム・コリンズの材料です。甘口なので初心者向けと言っていいでしょう。ドライ系のストレートやロックに慣れないという人は、オールド系から入るといいでしょう。有名なのはドライ系で有名なタンカレーが製造しているオールドです。1835年の製造開始以来、まったく変わらない製法で作られています。門外不出の秘伝のレシピで製造されます。口当たりがまろやかですが、アルコール度数は47%と高めですので注意しましょう。非常に飲みやすく、ぐいぐいと飲んでしまいがちです。ヘイマンズも有名です。10種類のハーブを使い、豊かな香りが楽しめます。オールド独特の甘みを楽しめます。アスターグレン社が製造しているジンクスも有名です。甘さは控えめですが、オレンジの香りが高く、特徴的な味わいがあります。

 

ジンで特に有名な銘柄はビーフィーターです。
カクテルのベースによく使われるお酒なので、皆さんも知らないうちに飲んでいるはずです。
ビーフィーターとはロンドン塔駐在の衛兵のことで、ラベルにも描かれています。

 

ボンベイ・サファイヤも有名な銘柄です。
青色の綺麗なボトルが目を引きつけてくれます。
10種の成分で香りづけしているので、カクテルのベースとしてだけでなくストレートでもいけます。
ジンと言えばボンベイ・サファイヤと言う人も少なくありません。

 

タンカレーもとても有名な銘柄です。
ケネディ大統領やフランク・シナトラが愛飲していたことでも有名です。
1830年の創業以来変わらぬ製法を守り続けている伝統のあるブランドです。
その割りに価格も安く、750mlで1500円前後なのでお買い得です。

 

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