知ればもっとジンが美味しくなる!ジンにまつわる雑学とウンチク

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知ればもっとジンが美味しくなる!ジンにまつわる雑学とウンチク

飲みの席でサラっと酒の雑学、うんちくが言えれば男女問わず格好がいいですし、知っていると役に立つこともあります。
お酒にまつわるドラマを知ることで、今飲んでいるお酒が一層美味しく感じることも。
相手が喜びそうな雑学があれば、積極的に教えてあげましょう。
ジンの雑学をご紹介します。

 

ジンは薬?

ジンを「薬っぽい味がして苦手」と言う人がいます。
実はこれ、それもそのはず。
ジンは元々「薬」として誕生したんです。
ジンは1660年にオランダのライデン大学医学部のシルビウス教授が製造したとされています。
その製造した目的は、熱病の治療薬。
当時、マラリヤやチフスといった病気が世界で流行しており、海外に赴任しているオランダ人のために、それらの特効薬としてジンを作ったのです。
ジンの独特な香りの正体である杜松(ねず)の実は、利尿や解毒作用があり、それを治療薬として薬局で売っていたのです。
そんな歴史から生まれたジンは、実は今でも、夏バテ回復や胃腸を健やかにする働きがあり、体にいいお酒といわれています。

 

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オランダ人が生みイギリス人が洗練しアメリカ人が栄光を与えた

ジンはオランダで薬として誕生

ジンは1660年、当初熱病の特効薬としての薬用酒として作られました。
「ジュニエーヴル」の名前で薬局で売り出されますが、あまりの美味しさに薬ではなくお酒として人気に。
その後オランダ語の「イエネーフェル」と訳されて、国民酒としての地位を確立していきます。
風邪を引いた時に飲むと良いかもしれません。

 

イギリスで洗練されていく

ジン最大の転機は1689年。
オランダから迎えられてイギリス国王となったウイリアムⅢ世は、大好きな「イエネーフェル」をイギリスに持ち込みました。
「真の英国民たるものはジンを飲もう」とジンを奨励し、イギリス全土に広がっていきます。
19世紀に入ると連続式蒸留機が登場し、イギリスのジンもクリアでドライな洗練されていきました。

 

アメリカのカクテルベースとして受ける

その後イギリスからアメリカに渡ったジンは、そのクリアさとドライさからカクテル・ベースとして重宝されるように。
禁酒法時代のアメリカでジュースにみえるカクテルは、政府の目をごまかす酒として大流行します。
なかでもジンは女性にも飲みやすいと人気で、たちまち栄光を得ていきました。

 

ジンは香りを付けた酒

ジンとは穀物を原料に作った蒸留酒。
さらにボタニカルと呼ばれる草根木皮の香味成分を加えて再溜するとジンが完成します。
ボタニカルにはジュニパーベリー、コリアンダー、シナモン、レモンピールなどが使われ、そのレシピでジンの個性が出ます。
日本には緑茶をボタニカルにしているクラフトジン製造者もあります。

 

ジンの種類はさまざま

ジンは製法によって数種類に分けられます。
有名なのはイギリス生まれのロンドンドライジン、オランダ生まれのジュネヴァジン、ドイツ生まれのシュタインヘーガー、糖分を1~2%加えたオールド・トム・ジン、香りの強いプリマス・ジンなど。

 

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イギリス生まれ「ロンドン・ドライ・ジン」

ドライ・ジンの主原料は、大麦麦芽、トウモロコシ、ライ麦など。
これを連続式蒸留機で95%以上のスピリッツを作ります。
このスピリッツにジュニパー・ベリーなど草根木皮の香味成分を加えて再び蒸留します。
香りづけにはジュニパー・ベリー以外も5~10種類のボタニカルが使われますが、レシピは銘柄によって異なり公表されない場合が多いです。
そのレシピによって銘柄の個性が出ます。

 

オランダ生まれ「ジュネヴァ・ジン」

オランダのジュネヴァ・ジンはジンの元祖。
今でも単式蒸留機を使った昔からの製法を守りぬいています。
原料は穀物で、大麦麦芽の配分が多いため麦芽香が強いのが特徴。
これを単式蒸留機で2~3回蒸留、さらにボタニカルを加え蒸留します。
単式蒸留器を使うことで、素材の味が残った濃厚なジンになります。

 

ドイツ生まれ「シュタインヘーガー」

ドイツの「シュタインヘーガー」の特徴は生のジュニパー・ベリーを発酵させてから蒸留させることです。
香味が穏やかで飲みやすいジンに仕上がります。
味のイメージはオランダのジンとロンドン・ドライ・ジンの中間です。

 

ジンの語源

薬用酒としてのジンは当初ジュニパー・ベリーを意味すフランス語の「ジュニエーヴル」という名で販売されていました。
これがスイスのジュネーブと混同され「ジュネヴァ」となり、イギリスに渡った後短縮され「ジン」と呼ばれるようになりました。

 

オールド・トム・ジンのボトル

18世紀、ロンドンのジン販売店が、猫の口にコインを入れると甘いジンが出てくる販売機を作るとこれが大人気に。
オス猫を「トム・キャット」ということから、甘い味付けをしたジンを「オールド・トム・ジン」と呼ぶようになりました。
ちなみにオールド・トム・ジンのラベルには猫の絵が載っています。

 

タンカレーのボトル

タンカレーは緑のどっしりしたボトルに赤い刻印が描かれ、たいへん印象的なデザインをしています。
これ、実は18世紀のイギリスの消火栓の形を模しているのは、あまり知られていないこと。
ちなみに赤い刻印は「製品を保証する」という意味で付いています。
なぜ消火栓の形なのかは定かではありませんが、第二次世界大戦中、ロンドンの蒸留所はほとんど焼き払われ、その中でも焼け残った一部でタンカレージンは作り続けられたということですから、その思いを表しているのかもしれません。

 

カクテルの王様

ジンとドライベルモットで作るカクテル「マティーニ」は「カクテルの王様」と呼ばれています。
その理由は①世界的に「好きなカクテルランキング」でいつも上位に入ること、②マティーニだけで268種類のレシピがあること、③カクテルのくせにバーテンダーの腕を試してくること、が挙げられます。

 

 

いかがでしたかジンの雑学。
もちろん相手が知っている可能性もあるため、得意顔で長々と雑学を語るのはやめましょう。
気取ること無く、自然に、さりげなく相手が喜ぶ情報を語る。
それが一目置かれる大人のジン愛好者のたしなみです。

 

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