ジンと焼酎の違いって?実は意外な共通点も!

スポンサードリンク

ジンと焼酎の違いって?実は意外な共通点も!

トウモロコシ、ライ麦、大麦などの穀物を蒸留し、その後ジュニパーベリー(ねずの実)などを加えてさらに蒸留します。
このため熟成が短い芋焼酎に比べるととても香りが良く、そのままでも美味しくいただけます。
カクテルもジントニック、ジンフェィズ、マティーニなどいろいろ楽しめますね。
現在ジンの主流はドライジンで、単に「ジン」といった場合このドライジンを指します。

 

スポンサードリンク

 

 

ジンの造り方

ドライジンは連続式蒸溜機で蒸溜したグレーンスピリッツに、ねずの実(ジュニパー・ベリー)の他、5~10種類ボタニカル(草根木皮)を加えて、さらにポットスチル(単式蒸溜器)で再蒸溜してつくられます。
再蒸溜には主に2通りの方法があります。
ひとつはグレーンスピリッツに直接ボタニカルを浸してポットスチルで蒸溜する方法。
ビーフィータージンは24時間浸してから蒸留します。
もうひとつはポットスチル内部の上部にボタニカルを詰めて、蒸溜によって立ちのぼるスピリッツの蒸気で香味成分を抽出する方法。
ヴェイパー・インフュージョンと呼ばれ、ボンベイサファイアはこの製法で作られています。
ボタニカルに選ばれるのはジュニパーベリーのほか、キャラウェイ、フェンネル、カーダモン、レモンやオレンジなどの果皮、シナモンの樹皮などさまざま。
これらの組み合わせ方が銘柄の生命線で、公表されないのが通常です。
焼酎
芋、麦、米などを原料に作られる焼酎。
何度も蒸留する甲類より、少ない蒸留の乙類の方が素材の風味が生きています。
本当に美味しい焼酎は割らなくてもストレートでいけます。

 

焼酎の造り方

焼酎は芋や麦など、そして麹と酵母と水から造られます。
実は麹の出来の善し悪しが、焼酎の旨味を左右します。
麹に水と酵母を加えてしばらく寝かせたあと、芋や麦などの原材料を入れます。
こうして出来た液体を混ぜたりしながら発酵させ「焼酎もろみ」にして、いよいよ蒸留させていくわけです。
この造り方が焼酎独特の「二次仕込み」と呼ばれるもの。
かつては、水と麹と芋をまとめて仕込む「ドンブリ仕込み」で焼酎を造っていましたが、明治時代以降はこの二次仕込みが主流になっていきます。

 

スポンサードリンク

 

 

もう一つの造り方は連続式蒸留機で蒸留させる方法。
「もろみ」は複数の蒸留塔に送られ、連続で蒸留が行われます。
これにより効率的に純度の高いクリアなアルコールが生成されます。
連続蒸留で造られた甲類焼酎は「新式焼酎」とも呼ばれます。

 

単式蒸留機を使った乙類、連続蒸留機を使った甲類。
そしてこれらを混ぜた「混和焼酎」も存在します。
両方を混ぜ合わせることで、甲類のクリアさと乙類の風味、両方を引き出しています。

 

ジンと焼酎の共通点

ヨーロッパ生まれのジン、日本生まれの焼酎。
まったく別物のように思われるジンと焼酎ですが、実は日本において歴史上深い関係があることはあまり知られていません。
ジンはオランダで生まれイギリスに渡った後、蒸留器が発明されクリアでドライな味に洗練されました。
そのクリアな味がカクテル素材としてアメリカで大ヒットし、世界各国に広がり江戸から明治時代にかけて、日本にもジンがやってきました。

 

焼酎は14世紀にシャム国(現在のタイ)から、中国、琉球を経由して日本に渡って来ました。
焼酎は純度の高いクリアな「甲類」と、原料の香りや味わいを楽しむ「乙類」に分類されます。
乙類は単式蒸留なのに対して、甲類は蒸留機で複数回蒸留を繰り返します。
全く異なる地域と時代に日本に渡ってきたジンと焼酎ですが、実はこの蒸留器に大きな共通点があります。
というのも日本で甲類焼酎を作るために複数蒸留する機械は、元々イギリスでドライ・ジンを製造するために発明された連続蒸留器が元になっているのです。
この連続蒸留器がなければ、洗練されたドライジンは存在せず、アメリカに渡って世界中に広まっていくことはなかったといわれています。
かたや焼酎においても、連続蒸留器がなければ甲類は存在しえなかった。
ジンも焼酎も、イギリスの革新的技術がなければここまで流通することがなかったと考えれると、なんだか不思議な縁を感じます。
そして現在でもクリアで割りやすい甲類焼酎はサワーなどで飲まれ、風味が残った乙類の芋焼酎はロックやストレートで飲まれています。
同様にクリアでドライなロンドンドライジンはカクテルで愛用され、単式蒸留機で造ったコクのあるシュタインヘーガーはそのまま飲まれることが多い。
ジンも焼酎も材料は違えど、連続蒸留器の登場で革命が起きつつ、2種類それぞれが愛され続けているという部分では共通しているといえます。

 

スポンサードリンク