ジンはストレートがおすすめな飲み方|ストレートで飲んでほしいジン
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ジンはそのままストレートで飲むと、香草やスパイスなどといったボタニカル本来の風味が楽しめるのでおすすめです。
ジントニックなどの甘く飲みやすいカクテルが人気の一方、ほとんどジンそのままの風味が味わえる「マティーニ」が「カクテルの王様」と呼ばれていることからも分かるように、ジンはストレートで飲んでも美味しいお酒です。
こちらではストレートで飲むのがおすすめなジンと、ストレートの美味しい飲み方をご紹介していきます。
ジン好きの方にはストレートがおすすめ
ジンはジュニパーベリーをはじめとしたボタニカル(草根木皮)で香り付けされるため、好みが分かれやすいお酒と言われます。
しかし一度ハマれば抜け出しせない魅力があるため、このジンの独特な香りが好きという方にとっては、ジン本来の香りと味をじっくり堪能することができるストレートはうってつけの飲み方になります。余計なものを混ぜない本来の香りと風味を存分に満喫できます。
また他の蒸留酒とは違った、独特の鋭い切れ味もそのまま味わえます。
以下ではおすすめのストレートの飲み方をご紹介しますので、味や香り、口あたりから自分好みのストレートの飲み方を探してみてください。
香り重視なら「常温」or「少し冷やして」ストレート
独特の香りはジンの大きな特徴であり、ジンのファンにとってこの香りがたまらないという方も少なくありません。
ストレートはジンの香りを最も活かした状態で楽しめる飲み方ですが、より香しい状態で飲むなら、やはり常温で飲むのが一番です。
香りは温まると広がる性質がありますので、常温であればジン本来の味、香り、口当たりをそのまま満喫できます。
シンプルではありますが、一度常温で飲んでみるといつも以上に広がる香りに驚くはずです。
またジンの香りは独特でとても強いため、少し冷やしたくらいでは特に変化はありません。
飲む前に少し冷蔵庫に入れて冷やしておくだけなら、香りはそのままで口当たりが少し優しく飲みやすくなります。
香りは好きだけれど、常温だと飲みづらいという方は、少し冷たくしてから飲んでみると良いでしょう。
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冷凍庫で冷やしてトロトロなストレート
ジンはアルコール度数が40%以上のものが大半を占め、低いものでも37%を切るものはありません。
このアルコール度の高さからジンは冷凍庫に入れても凍ることが無く、そのため氷を入れて薄めずともキンキンに冷やして楽しむことが可能です。
常温の状態に比べ、冷凍庫で冷やしたジンはとろみが出て口当たりがまろやかになります。
鋭い切れが持ち味のジンですが、これが冷やすだけで嘘みたいに滑らかな飲み口になるので、ぜひ試してみてください。
「ジンの良さが失われてしまうのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そういったことは無く、本来の良さを損なうことなく優しく変化するだけなので、良さはそのままに飲みやすくなります。
また冷凍庫で冷やすと香りが抑えられるので、先ほどとは逆で味は好きだけど強い香りはちょっと苦手という方は常温よりも冷凍でキンキントロトロにするのがおすすめです。
ジンの融点は-114.5℃で冷凍庫程度で凍ってボトルが割れることはありませんから、安心してキンキンのジンを楽しんでみてください。
ストレートで飲むのがおすすめなジン
現在販売されているジンの種類は多種多様で、ストレートが美味しいジンと、カクテルにするのが美味しいジンがあります。
例えば、ジュネバと呼ばれるジンは単式蒸留で作られるため素材の味が残りやすく、ロックやストレートで飲まれることが多い一方で、現在の主流のロンドンドライジンは、連続蒸留されクリアな味になるので、カクテルとの相性が良いと言われます。
しかし、ドライジンのなかでも香りが華やかなタイプもあるので、ストレートで飲んで美味しいドライジンも数多くあります。
以下ではそんな是非ストレートで飲んでみてほしいジンをご紹介していきます。
ジュネヴァ
ジンの中でも最もストレートが合うといわれているのが、ジュネヴァです。
濃厚な香料と強い風味でコクがある味わいが特徴で、糖化発酵しているので飲み口がとろっとしており、何とも言えない甘みがあります。
冷凍庫でとろとろになるまで冷やしストレートで少しずつ飲むのが最もおすすめ。
ジン独特の香りや味が好きという人にとってジュネヴァはぴったりのタイプでもあります。
ジュネヴァの中でも特におすすめの製品なのは「ボルス」で、こちらは2年以上熟成することによって豊潤で複雑な味わいに仕上げてあるのが特徴で、ジュネヴァの中でも人気ナンバーワンの存在です。
またノールズという製品もおすすめで、こちらは20年の熟成を経て作られた最高の風味が魅力です。
モルト風の香味と様々なスパイス、ハーブなどのボタニカルから得た香りが絶妙に溶け合い、重厚で芳醇な風味を生み出しています。
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シュタインヘーガー
シュタインヘーガーもストレートで楽しむのがおすすめのジンです。
すっきりしすぎず濃厚すぎず、控えめな風味で飲みやすいのが特徴のジンで、カクテルの材料として使われることが多いもののストレートでも美味しく楽しめます。
香りづけに生のジュニパーベリーを使用していることで、ジン独特の匂いが苦手という人でも馴染みやすいでしょう。
カクテルでもストレートでも美味しいジンなので、これを揃えておけば飲み方に合わせて便利に利用できます。
おすすめの製品は「シュリヒテ」で、こちらはマイルドで丸みがある味わいが特徴。
なんといっても飲みやすく、初心者でもストレートで楽しみやすいです。
アルコール度数も38度と、ジンの中では比較的優しい部類に入ります。
またソーセージやハムで知られるシンケンヘーガーから出ている「ハイト」もおすすめです。
こちらは食事との相性が抜群という魅力があり、ソーセージやハムをおつまみにジンをストレートで楽しみたいという時に、これ一択といって良いほど美味しくいただけます。
肉系の食事なら基本的に何でも相性が良いですから、お酒も食事も一緒に楽しみたいという人はぜひチェックしてみてください。
タンカレーNo10
ストレートで飲んで美味しい、おすすめなドライジンは?と聞かれたら「タンカレーNo10」は外せません。
タンカレーにも色々な種類がありますが「タンカレーNo10」がストレートで飲むには一番の呼び声が高いです。
別名、ロールスロイスと呼ばれるだけあって、究極まで洗練された味わいで、なんともいえない高級感があります。
ただ、洗練されすぎているので、「荒々しい個性的なジンが好き」という方にとっては面白みにかけるかもしれません。
タンカレーは1830年以降、こだわりの4回蒸留製法を守り、洗練されたキレのある味わいで人気を博しています。
ストレートで美味しいジンですが、カクテルにすると独特のコクが生まれます。
タンカレーNo10は、タンカレーロンドンドライジンよりもボタニカルを厳選し、「タイニーテン」と呼ばれる小さな蒸留機で作るため、独特の香りとコクが生まれます。このタイニーテンが名前の由来となっています。
追加したライム、ハーブ、ジンジャー等の風味でフルーティーさとスパイシーさが追加されており、ストレートで飲むジンにはうってつけです。
タンカレーNo10はそのままストレートで楽しんでも美味しいですが、冷凍庫でキンキンに冷やしてトロトロにして飲むのもおすすめ。
ただこのままで完成されている味なので、出来れば最初は常温からちょい冷やしくらいでそのまま飲んでみてください。
香り高さと風味にきっと驚くと思います。
ボンベイサファイア
ジンをストレートで飲むなら、ボンベイサファイアも挙げておきたい銘柄です。
ブルーの美しいボトルを眺めながらストレートで飲むだけで、楽しい一本。
ボンベイサファイアはとにかくボタニカルのバランスが良いジンです。
フルーティーすぎず、かといってスパイシーすぎず、両方を感じられる味わいです。
こちらも香りを楽しむために、冷やしすぎないストレートがベストかと思います。
もちろんキンキンに冷やしても美味しいです。バランスが良いので、ストレートはもちろんカクテルにしても楽しめる優等生なジンです。
ジャパニーズジン 翠
日本人の味覚に合うように、「柚子・緑茶・生姜」をボタニカルとして使用した、世界的にも珍しい日本人向けに特化したジン「翠」です。
日本人に飲みやすく作られているだけあって、そのままストレートで飲むと和の風味が口いっぱいに広がります。
様々な料理と合わせやすいのもおすすめポイントです。
エギュベルジン
メジャーなジンではありませんが、エギュベルジンもストレートが美味しいジンです。
13世紀から修道院で語り継がれたレシピのジン。
香りはバラの花のような広がり、バニラのようなほんのりとした甘みがあります。
ビーフィーター
スーパーでも購入できる有名所のジンではビーフィーターもおすすめです。
ラベルの近衛兵が印象的なボトルです。
レモンとオレンジの柑橘系を強く感じる味なので、ストレート初心者の方でもとっつきやすい味かと思います。
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