タンカレーとボンベイサファイアの違いは?ドライ、甘いのはどっち?
他のジンと比べてすっきりとした味わいと穏やかな香りが特徴のタンカレー。
ジンの中では一般的な銘柄で、かのケネディ元大統領やフランクシナトラも愛したジンとしても有名です。
タンカレーの歴史は1830年にさかのぼります。
「今までにない高品質のジンを作る」という強い信念のもと、蒸留所が設立されました。
その信念は強く、戦火でほぼすべての蒸留所が焼失した際にも、わずかに残った一部の蒸留機でタンカレーは作り続けられました。
こだわりは随所にわたっており、製法とレシピを知っているのは世界でたったの6人と言われ、180年以上変わらぬ味を貫き通しています。
さらにジンの原料に欠かせないジュニパーベリーの選別はたいへん厳しく、500のうち20しか選別基準をクリアできないほど。
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そして何と言ってもタンカレーの特徴的な製法は蒸留回数にあります。
通常のジンは2~3回の蒸留であるのに対し、タンカレーは4回行うのです。
これにより、クリアで爽やかな味を実現しているタンカレーは、風味を損なわないために少量ずつしか製造しないとも言われます。
これだけこだわったジンを気軽に楽しめるんですから、これは試さない手はありません。
タンカレーとボンベイサファイアの違い
タンカレーはボンベイサファイアと比べるとドライな味わいです。
特にストレートで飲むとその違いがよく分かります。
タンカレーは強い香りと、かすかな酸味を感じることができるでしょう。
ただ単にドライなだけではなく、飲み方によっては甘みを感じることもでき、飲み方によって表情を変えてくれる面白いジンです。
スパイシーな料理、または真逆にレーズンバターといった強い風味や甘みがあるおつまみと相性がいいです。
逆にボンベイ・サファイアはタンカレーよりも力強い甘さを感じることができます。
飲みやすく、ストレートでもガブガブ飲めてしまいます。
嗅ぐとしっかりと香りがありますが、口に含むと甘みのなかに香りが溶けていくような感じです。
有名どころのジンの中で、一番ストレートで飲みやすいジンかもしれません。
つまみに合わせるなら、タンカレーとは逆にナッツなど大人しい味の方がボンベイサファイアの風味を邪魔しないと思います。
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