冷凍庫?冷蔵庫?ジンを美味しく飲み続けるための保存方法と賞味期限
ジンの風味を損なわず、長く楽しむためには正しい保存方法が重要です。
こちらでは、ジンを美味しく飲み続けるための最適な保存方法と賞味期限についてご紹介します。
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未開封のジンの保存場所と賞味期限
未開封のジンは、直射日光の当たらない場所なら常温保存で大丈夫です。
多温多湿を避ければ、冷蔵庫や冷凍庫に入れておく必要も、ワインのように専用のセラーを準備する必要もありません。
ジンはアルコール度数が高い(約40%)蒸留酒なので、そもそも菌が繁殖できないため賞味期限自体が存在しません。
未開封のジンであれば常温保存で大丈夫なので、冷蔵庫やテレビなどの熱を放つ家電を避けて戸棚などにしまっておきましょう。
開封後のジンの保存場所と賞味期限&消費期限
基本的に消費期限、消費期限は「未開封」が大前提です。
一度開封したジンは香りが徐々に飛んで行き、保存状態が悪いと傷んでしまうこともあるため、開封後は早めに飲みきるのがおすすめです。
とはいえジンは前述したとおり蒸留酒でアルコール度数が高く傷みにくいため、数か月でダメになってしまうということはありません。
開封後のジンでも直射日光を避けて冷暗所に保存しておけば、6カ月程度は風味を損なわず美味しく飲むことができます。
半年を過ぎると徐々に風味が落ちてきますし、1年以上経過すると傷んでくるリスクも出てくるので、開封後1年過ぎたジンは飲まない方が無難です。
「賞味期限=ジンを美味しく飲める期限」、「消費期限=ジンを飲むことができる期限」と定義して飲める期限を開封前・開封後でまとめると以下の表のようになります。
賞味期限(美味しく飲める) | 消費期限(飲める) | |
---|---|---|
未開封 | なし | なし |
開封後 | 6カ月 | 1年 |
開封後のジンの場合保存方法にもよるので、上記以内なら確実に大丈夫というわけではありません。
開封後それなりの期間が経ったジンを飲む場合は、色合いや匂いを確認して、異常がないかを確認してから飲むようにしてください。
また、ボトルの口がしっかり閉まっているかも確認することが重要です。
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開封後の保存方法の工夫
冷蔵庫で保存する
冷暗所の上位互換である冷蔵庫でジンを保存しておけば、開封後でも半年以上はジンの風味をキープすることができます。
「良いジンが手に入ったのでゆっくり長い期間で楽しみたい」という場合は冷蔵保存しておくと安心です。
ジンによっては冷蔵保存すると口当たりも変化するため、美味しく飲むという観点からもおすすめな保存方法です。
冷凍庫で保存する
ジンはアルコール度数が40%と高く、融点が-114.5度であるため、冷凍庫に入れても凍ることがありません。
そのため安全な保存方法としては言うことなしで、未開封に近い状態でジンをキープすることができます。
冷凍することで瓶が割れてしまうのでは、と心配されるかもしれませんが、家庭用の冷凍庫程度の温度なら瓶が割れる心配はありません。
高いアルコール濃度のおかげで、ジンが凍って膨張するということも無いのでご安心ください。
さらに冷凍保存ならではの以下のようなメリットもあります。
メリット1 ジンにトロみが出てくる
冷凍保存で面白いのが、ジンがキンキンに冷えてトロみが出てくるところです。
さらに冷凍庫で冷やすと香りが抑えられるため、私が好きなジンでご紹介したような個性が強いジンの場合、常温とはまた一味違ったジンを楽しむことができます。
キンキンに冷やしたジンを冷凍庫から取り出して、飲んでいるうちに徐々に温まって風味が変化していくのも楽しめるでしょう。
メリット2 カクテルに使いやすくなる
ジンをカクテルで使いたいなら冷凍保存しておくことがおすすめです。
氷を使うカクテルを作るときに、常温のジンを使用すると氷を多く溶かし、カクテルの味が水っぽくぼやけてしまうからです。
ストレートでもカクテルでもジンを楽しみたいなら、冷凍保存しておくといいでしょう。
空気抜きを使う
冷蔵庫か冷凍庫がおすすめの保存方法ではありますが、とはいえジンのボトルがずっと冷蔵庫や冷凍庫に入っていると場所を取って邪魔になってしまうこともあると思います。
前述のとおり、ジンは傷みにくいため、必ずしも冷凍庫等で保存する必要性はありません。
バーに行くと分かると思いますが、ジンやウイスキーのボトルが所せましと常温で並べられています。
それでも常温保存は気になるという方は、お酒専用の空気抜きを使うと安心です。
これは開封したワインや日本酒などの空気を抜いて酸化を防ぐための製品ですが、ストッパーとポンプを使って空気を抜くだけなので、あらゆる瓶酒に使用することができます。
一度開封したジンの劣化の原因は空気との接触なので、空気を抜くだけでも保存状態をよくすることができます。
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火の近くには保存しない
ジンはアルコール度数が40%ととても高いので、火気には注意する必要があります。
ガス台などの近くに保存をしておくと万が一の場合に引火して大変なことになってしまうので、火の近くにジンを保存するのはやめておきましょう。
ジンのボトルはお洒落なデザインが多いですが、インテリア感覚でキッチンのガス台近くに調味料と一緒にジンを並べておくというようなことは避けるようにしてください。
また、火が近いとボトルの温度が上がってしまい、ジンの劣化が早まってしまうことも考えられます。
ジンは火と無縁の戸棚や食器棚の下などに保存しておきましょう。
匂いの強いものの側で保存しない
ジンの一番の魅力は香りです。
きちんと密閉しておけば大丈夫ですが、密閉が甘い状態で匂いが強いものが側にあると、匂い移りをしてしまうこともありえます。
ジンに余計な匂いがついてしまうと台無しになってしまうので、匂いが強いキッチンでダイレクトにボトルを保存するのは避けましょう。
早く飲み切れるジンを選ぶ
開封後も品質が衰えることなく長期間保存できるジンですが、やはり開封したてが一番美味しいことには違いありません。
そうすると、開封後に早く飲み切れそうなジンを選ぶことも大切になってきます。
例えばシュタインヘーガーというジンはストレートでもカクテルでもどちらでも飲みやすく様々な飲み方をすることで、消費を早めることができます。
ストレート用のジン、カクテル用のジンを別に用意すると、両方を飲み切るために2倍の期間が必要になりますから、使い勝手の良いジンを選んで保存に手間をかけないというのも有効です。
宅飲みを楽しくするおすすめグッズ
短時間でビンテージのような熟成が出来るマイ樽です。
通常エイジングには数年~数十年かけますが、酒が樽に触れる面積が広いので数時間でエイジング可能。
ワインやウイスキーはもちろん、ジンを熟成させると全然違った味になって面白いです。
凍らせて薄まらない氷として使えます。
ジンに入れてキンキンにすると美味しい。
ロックは氷が解けていく過程も楽しい物ですが、溶かしたくない炭酸割りなどでも重宝しています。
最後までキンキンに飲めるステンレスタンブラー。
特に夏場は重宝するアイテムです。
キンキンに冷やしたジントニック、ジンフィズをゴクゴクいきたくなりますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると、ジンは未開封なら半永久的に、開封後でも半年程度は保存することができます。
ただし、多温多湿を避ける、直射日光が当たらない場所で保管するようにしましょう。
冷蔵庫や冷凍庫で保存すればなお安全です。
ジンを冷蔵庫や冷凍庫で冷やすことで、風味が変わったり、舌触りが変わったり、カクテルに使いやすくなったりと様々なメリットがあるので、スペースに余裕があれば冷蔵庫や冷凍庫に入れておくのがおすすめです。
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