ジン・フィズとトム・コリンズの違い|発祥、グラス、レシピが違う?

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ジン・フィズとトム・コリンズの違い|発祥、グラス、レシピが違う?

ジンを使ったカクテルは数多くありますが、中でも「ジン・フィズ」と「トム・コリンズ」と呼ばれるカクテルがあります。

 

どちらもレシピが同じで、
ドライ・ジン45ml
砂糖2tsp
レモン・ジュース15ml
以上をシェイクしたものを、氷を入れたグラスに注ぎ、残りをソーダで満たす。

 

となっています。

 

これだけ見ると、なんだかまったく同じカクテルに思えますよね。
しかしこの2つのカクテルは、「元々は」歴史も作り方も別物ですので知っておくと役に立つかもしれません。
ただし「元々は」・・・なのでご注意ください。

 

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まず発祥ですがトム・コリンズはイギリス、ジンフィズはアメリカで生まれました。
イギリスでは甘いジンをレモンとソーダで割っていたのを「トム・コリンズ」、アメリカではドライジンを甘いレモンスカッシュで割って「ジン・フィズ」と呼んでいたのです。

 

次に入れる容器が違います。
トム・コリンズの場合、コリンズグラスと言う背が高く細いグラスを使いますが、ジン・フィズの場合は普通のタンブラーを使います。
レシピによっては、ジンフィズはジン45mlにレモンが15mlですが、トム・コリンズはグラスが大きいのでジン60mlにレモンが20mlと多めになっていることもあります。

 

そして先程もご紹介しましたが、使うジンの種類が違います。
トム・コリンズの場合は最初から甘い「オールド・トム・ジン」を使用しますが、ジン・フィズの場合は現在の主流のドライジンをベースにします。
この「オールド・トム・ジン」は製造過程に砂糖を加えるため、ジンそのものが甘いのです。
つまりジン・フィズは砂糖で甘みを付け、トム・コリンズは「オールド・トム・ジン」自体の甘みで勝負している、というわけです。

 

なので本来のトムコリンズの作り方は
オールド・トム・ジン45ml
レモン・ジュース15ml
以上を、氷を入れたコリンズ・グラスに注ぎ、残りをソーダで満たす。
というものでした。

 

しかし時代がドライジン主流になり「オールド・トム・ジン」がトムコリンズを作るとき以外に使用されなくなってくると、「ドライジンをベースに作るトムコリンズ」が主流になってきます。
ドライジンでトムコリンズを作る場合、甘みを加えるために砂糖を加えます。
こうなると、ジンフィズとトムコリンズは入れるグラスが違うだけでレシピは全く一緒、ということになります。
なので、たまにオールド・トム・ジンを使っているのにさらに砂糖を入れるレシピを見掛けますが、これは間違いです。甘くなりすぎてしまいます。

 

ちなみに最近では、「スピリッツ+レモンジュース+砂糖+ソーダ」でコリンズグラスに注いだカクテルは全て「○○・コリンズ」と呼ばれます。
ウイスキーのコリンズは「ジョン・コリンズ」、ブランデーのコリンズは「ピエール・コリンズ」、ラムのコリンズは「ペドロ・コリンズ」と呼ばれます。
ウイスキーに限った話だと、スコッチを使うと「サンディ・コリンズ」、バーボンを使うと「カーネル・コリンズ」、アイリッシュを使うと「マイク・コリンズ」とさらに細かく呼び名が変わります。
このようにコリンズという言葉はカクテルの名前を越えて、今では飲み方自体を指すようになりました。

 

以上、ジンフィズとトムコリンズの違いをまとめると

ジン・フィズ トム・コリンズ
アメリカ生まれ イギリス生まれ
グラス タンブラー コリンズ・グラス
ジン ドライジン

オールド・トム・ジン
(※ただし現在はドライジンに砂糖を加えて代用したレシピが一般的)

となります。

 

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